善心会グループ理事長より~令和3年度末の御挨拶~
新型コロナが日本にきて、丸2年が経過しました。
私自身としては、栄養分子矯正医学の論文をひもとき、免疫をアップするサプリメントの情報を探し当て、それをスタッフに供給するシステムをつくりました。
そして、それ以上に、スタッフ達の活躍が目覚ましかったと思います。
①新型コロナウィルスのワクチン接種事業を立ち上げ
これにより、スタッフ、入居者のみならず地域のみなさんへ接種できるようにしました。
通常業務+コロナ対応に加え、ワクチン接種事業分の仕事が増え、現場がかなりの多忙を極めたを思いますが、それでも、みな頑張ってやり遂げてくれたことは、感謝の一言しかありません。
ワクチン接種できた地域住民の方も、「ワクチン打てて、ほっと一安心」ときっと、喜んでくれていることだと思っています。
②I.C.センター(感染コントロールセンター)を立ち上げ
各拠点に、感染コントロールセンターを設置し、一時、滞った入居を円滑に受け入れられるようにしました。
I.C.センターでのサービス提供は、通常より、とても手間がかかり大変ですが、それでも、みな、よく頑張ってくれていると思います。
③通常業務の下支え
ただでさえ人員不足で困っている職場なのに、新型コロナのために、「やれ消毒だ」「やれ換気だ」「感染対策だ」と何手間も増え、みんな本当に大変だったと思います。
スタッフひとりひとりの努力を「当たりまえ」だとは考えていません。
とても感謝しています。
と同時に、その努力、頑張りを評価するシステムが弱い・・・評価システムという壁にあたりました。
そこで、来期に向け、人事改革による構造改革を断行することを、この投稿をもって誓います。
職員一人ひとりが、もっと働きやすく
必要とされる成果がわかって、きちんと評価される
そんな「当たり前によい」会社づくりを進めていきたいと考えています。
コロナだなんてへこたれてはいられません。
この2年間を振り返ると、激動だったと思います。
しかしながら、持ち前の「ポジティブシンキングで、乗り切ってきた」とも思っています。
例えば、、、、
ワクチンの副反応問題
ワクチンは打った方がいい、しかし、副反応が・・・打つのどうしよう?
→打つことを前提に、副反応が出るなら、それを制御すればいい!
サプリメント、漢方、アセトアミノフェン、湿布などを組み合わせ、
副反応を楽に乗り切れるように考えました
アレルギー体質で、接種をあきらめていた人が、「接種したけど、かえって
家族より副反応が少なく楽に済んだ。」と、喜びのお言葉もいただきました。
コロナ感染を恐れ入居できない問題
ほのぼの荘、せいりょうレジデンスに新型コロナを入れるわけにいかない
当時、治療薬どころか、ワクチンも、PCR検査もロクに受けられない状況で
・・入居する人の感染していない証明=安全性をどう担保するべきか?が問題でした
→ならば、入居することを前提に、潜伏期間ふくめ「2週間の健康観察」をして
その間、元気ならば、その方は感染していないことが証明できる!
そのための、健康観察できる「ICセンター」を作ろうと考え実施しました
約3ヶ月新規入居を断り続けていたのが、入居再開にこぎつけました
職員の健康と業務上の安全、衛生の問題
医療・介護従事者は、まっさきに感染の問題に加え、誹謗中傷と差別にさらされました
自身の生命の危険も顧みず、現場で働いているのに、自宅にも帰れずホテル暮らしまでして勤務をしているという話を聞いたことがあるかもしれません
医療や介護の世界では、濃厚接触は避けられない部分があり、スタッフはウィルスという見えない恐怖と戦っています
→ウィルスが避けられないことを前提に、ならば、免疫を上げて抵抗力をつけよう
私が着目したのはトーマスレヴィという博士の論文
数種類のビタミンやミネラルを組み合わせることで免疫が安定し、ウィルス性疾患への罹患率を下げ、感染時の重症度を低減することが示されていました
私以下、スタッフ達は、このサプリメントを飲みながら業務に従事しました
幸い、第5波まで、ごく近隣の施設に新型コロナが吹き荒れれいても、私たちは、誰一人感染することがなかったです。
理事長の「ポジティブシンキング」で、多くの部下は振り回され、現場と、あるいは、患者さんや入居者さんとの板挟みになって大変だったのだろうな~とも思います。
しかし、よく団結し、弱みをカバーしあい、新型コロナに立ち向かい、“この逆境を撥ね退けてくれた”と思い起こせば感無量です。
そんな私たちにも、さらなる逆境が襲い掛かってきました。
新型コロナ、オミクロン株による第6波です。
デイサービスを利用していた入居者さんが発端でした。
またたくまに、入居者さんとスタッフ達が、新型コロナ(オミクロン)を発症し、出勤できるスタッフがどんどん減ってへってゆきます。
現場を管理する人達は、震える思いだったでしょう。
幸い、軽症な人がほとんどで、数日で症状が改善し、保健所に指示された待期期間を待つことになったわけですが、残って現場を支えていた人達の方が大変だったと思います。
クリニックは、アルバイトに来てくれたドクターが奮闘しました。
3月に入り、他拠点からの応援がかけつけ(コロナの現場に飛び込んでゆくのだから、決死隊の気持ちだったでしょう)、どうにか、現場を維持することができました。
保健所からクラスター認定されることはありませんでしたが、のべ20余人もの人間に連鎖感染した今回の出来事は、現場に絶望感しかなかったのかなと思います。
でも、スタッフ一人ひとりが、最後まで諦めず「ポジティブシンキング」してくれたおかげで、この状況を打破できたのだと考えています。
この困難を乗り越えた結果、スタッフひとりひとりの成長を強く感じました。
もともと素晴らしい人達でしたが、さらに表情がキリリとしまって、自信を漲らせているのがわかります。
コロナが落ち着いたら、みんなと慰安旅行で温泉にでも行って、「あの時は、あーだった、こーだった」と、苦労話を聞かせて貰いたいと願っています。
来月からは、新年度がはじまります。
この1年も、どうかよろしくお願いいたします。