スタッフ日記メイン

2020.10.20

人事・広報

~ 10年 ~

皆様 こんにちは。
今週は私 善心会GP 介護理事補とお付き合いいただきます٩( ”ω” )و
私は病院の看護助手から善心会GPに転職して早10年目に入りました。
はい。私は善心会GPのオープニングメンバーです。
我ながら驚いています。ここまで続けられたことに。。。
前職の病院で勤務していたドクター(現善心会GP理事長)が善心会を起ち上げる事になり同僚のお誘いもあり「是非お力になれれば・・」となったのがきっかけとなりました。
病棟勤務で患者様の病状や対応を身に着けて来ましたが「介護」がメインになる仕事は素人同然。
まわりは介護現場経験者ばかり、しかも「訪問介護ってどんな事するの~?」状態からの出発でした。
それでもサ責という立場を頂いている以上、やるしかありません。
実技はこなせても必要な書類や介護保険のことさえもわからない。
参考書を購入・ネットで調べ猛勉強。こっそりスクールにも通いました。
この職場で出会えた上司やスタッフ・利用者様に恵まれた事が私の成長であり、今の私があると思っています。本当にありがとう。
ここからが本題 ~最後の家族~
私は面接を行う時やスタッフ面談の時に「利用者様の最後の家族になって下さい」と言う時があります。
入居者様の中にはご家族がおられない方も多くいらっしゃいます。
入居されてから「私は家族もいなくて一人だからもうここが最後なんだよ」
と笑ってそう話される方がいらっしゃいました。
笑顔ではいるものの住み慣れた場所を離れて引っ越して来られ、心細い思いをしていたのだと思います。
この方にはここが終の棲家であり私達スタッフが最後の家族となるんだ。
「ここに来てくれなかったら私は〇〇さんと出会えなかったのだから、私はこの出会いに感謝してますよ。〇〇さんが動けなくなってしまっても、最後まで私達が側にいますから安心してください。」
「ありがとう。皆は私の孫みたいなもんだな~」
「最後の時は口の中にあんこを入れて欲しいな・・」
とそんな会話をしたのを覚えています。
今までいろんな看取りを経験して来ましたが
「身内の居ない方にとっての最後の家族は自分なんだ」
そう思えたのは善心会で働き始めてからでした。
何となく自分の中で介護職として感覚が変わった出会いでした。
失敗してもいい・利用者様に怒られてしまってもいいお互いに人間なんだからその時に「すいません」と謝れる事。信頼を回復できるように自分から動く事。分からなければ聞ける事。
スタッフには普通の事ができる介護職でいて欲しい。
その人の笑顔を作るのも私達次第だと思い、その人に最後の時が来るまでは笑顔でいて欲しい。
それが最後の家族に出来る事。
善心会GPの介護を同じ気持ちでいてくれるスタッフでいっぱいにするまでもう少し頑張らせていただきます。。。
長々とお付き合いありがとうございました (^^)/~~~

2020.10.20

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